小説メモ
今年も終わる。私の1年が、また終わるのだ。長いようで短いようで、やはり長い。またしても無駄に年月を過ごしてしまった…。また来年も同じようにズルズルと過ごすのかと思うと、先が思いやられる。が、しかし。このままじゃ終われない。というか、終わりたくない。
「やっぱり自分に出来ることって、文字を生み出すことかなぁって思うんですよ」
「…その程度で?」
そう言われ、返す言葉がなかった。
確実に今、私はピンチだ。何がピンチかと言えば、もう全てがピンチなのだ。心がピンチと言っている。年齢も相まって、先が無いことを本能で感じている。恋人もいない。誰にもすがれない。「一緒に頑張っていこうね」なんて言い合える人でもいれば、もしかしたらもう少し何とかなるさと思えたのかもしれない。
ー男が主役ー
俺は50歳で死ぬということに設定した。現在が35歳。なのであと15年だ。15年で俺は死ぬ。
ということにした。実際は、死なないけど。
小説を書くには、孤独になる覚悟が必要だ。
私は、社交的では無いが、寂しがり屋だ。二律背反な人格が自分の中にいる。この世の中自体、矛盾で成り立っているようなところがあるのだが。
いろんなことを天秤にかけながら、僕達は生きていく。消去法のような人生だけど、それでもベストを尽くしながら、少しずつ少しずつ歩いていく。
その子が他の配信でコメントしているところを目撃してしまった。しかも、その配信というのがどうにも生理的に受け付けず、
俺は風俗に行きたい衝動に駆られた。
本番を要求した。
過去は過去と切り離そう。過去の自分は、もはや他人だ。それに、今思い返しても、あの時の自分なら、どうあがいてもああいう行動を取っていただろう。きっとそういうものなのだ。
運命論などがあるが、
俺はずっと受け身で生きてきた。そうする他、生き方が分からなかったのだ。
過去の失敗は全て過去の失敗に押し付けろ!1秒前の自分よりと今の自分とでは、今の自分のほうが1秒分賢い!
生きてると、たまに自分を嫌いになるくらい素晴らしい人に出会う。コンプレックスを剥き出しにせざるを得ないくらいの。