ゆたぽんだお✨

雑魚の戯言を徒然なる儘に。

その後の僕ら

警備をしているであろう男を眺めた。

俺もあんな風になるのかなぁ…。

 

いつかはそうなる日が来ると分かっていた。

しかしながらいざXデーが近づくとなると怖い気持ちになった。迫り来る死刑宣告。

 

こんなにも嵐の前の静けさたるものか。精神を破壊し得るほどのエネルギー。

 

嫌だ。普通に働くのは嫌だ。

所謂その他大勢にはなりたくない。

 

少しだけ耳を済ませる。遠くのほうから聞こえる鐘の音。こんな場所に教会があったのか。今までその音色にすら気づかないほど人生に没頭出来ていたのだ。しかし今は。