ゆたぽんだお✨

雑魚の戯言を徒然なる儘に。

綺麗な女を抱きたかった。ずっと。抱いてみたかった。ゆえに僕は◯を志した。コンプレックスだった。強すぎる性欲。醜すぎる外見。配られたカード全てが自分の思惑から外れたものだった。それらで勝負するには些かハードモード。クリア不可と思しき人生。バッドエンドしか見えないゲーム。

燻っていた。ずっと。高校時代も影を潜めるようにして生きてきた。生きているのに死んでいた。死んでいるのに生きていた。大学だってそう。

ずっと窮屈だった。この外見が僕を牢屋に閉じ込めた。まるで服役のような人生。前世でいったいどんな悪事を働いたというのか。むしろそう考えないことには腑に落ちないほど人間というものは不公平である。

 つづく