ゆたぽんだお✨

雑魚の戯言を徒然なる儘に。

小説メモ

今年も終わる。私の1年が、また終わるのだ。長いようで短いようで、やはり長い。またしても無駄に年月を過ごしてしまった…。また来年も同じようにズルズルと過ごすのかと思うと、先が思いやられる。が、しかし。このままじゃ終われない。というか、終わりたくない。

 


「やっぱり自分に出来ることって、文字を生み出すことかなぁって思うんですよ」

「…その程度で?」

そう言われ、返す言葉がなかった。

 


確実に今、私はピンチだ。何がピンチかと言えば、もう全てがピンチなのだ。心がピンチと言っている。年齢も相まって、先が無いことを本能で感じている。恋人もいない。誰にもすがれない。「一緒に頑張っていこうね」なんて言い合える人でもいれば、もしかしたらもう少し何とかなるさと思えたのかもしれない。

 

 

 

 


ー男が主役ー

俺は50歳で死ぬということに設定した。現在が35歳。なのであと15年だ。15年で俺は死ぬ。

ということにした。実際は、死なないけど。

 


小説を書くには、孤独になる覚悟が必要だ。

私は、社交的では無いが、寂しがり屋だ。二律背反な人格が自分の中にいる。この世の中自体、矛盾で成り立っているようなところがあるのだが。

 


いろんなことを天秤にかけながら、僕達は生きていく。消去法のような人生だけど、それでもベストを尽くしながら、少しずつ少しずつ歩いていく。

 


その子が他の配信でコメントしているところを目撃してしまった。しかも、その配信というのがどうにも生理的に受け付けず、

 


俺は風俗に行きたい衝動に駆られた。

本番を要求した。

 


過去は過去と切り離そう。過去の自分は、もはや他人だ。それに、今思い返しても、あの時の自分なら、どうあがいてもああいう行動を取っていただろう。きっとそういうものなのだ。

運命論などがあるが、

 


俺はずっと受け身で生きてきた。そうする他、生き方が分からなかったのだ。

 


過去の失敗は全て過去の失敗に押し付けろ!1秒前の自分よりと今の自分とでは、今の自分のほうが1秒分賢い!

 


生きてると、たまに自分を嫌いになるくらい素晴らしい人に出会う。コンプレックスを剥き出しにせざるを得ないくらいの。

楽しきゲーム

僕の家に、一本のゲームが届いた。

「クゾカオソーロコYO!」というゲームだ。

何処かの国の言葉だろうか?もしかすると、このゲームの伏線かもしれない。

happy!と書かれた銀箔の文字が光っている。

さっそくプレイしてみる。

最初のステージは割と簡単だった。そしてザーブラという最初のボスキャラが登場!ステージ1のボスキャラにしてはかなり強敵で、やっとの思いで倒した。

次のステージも割と難なくクリア。そしてボスキャラはザーマという女のキャラ。

その時だった。

「ご飯よー」

下の階から母の声が聞こえた。

「待ってーすぐ行く」

そう答えると僕は急いでザーマを倒した。

ふぅ。ここでセーブ。

「セーブします。本当にいいですか?」

とメッセージが出た。

なんか変な聞き方だなと思いつつも、急いでいるので迷わず「はい」を選んだ。

僕は下の階へ降りた。

…あれ?母さんがいない。

 

 

自動最適化システムの男

僕はいつも間違った選択ばかりしている。もしもあの時、ああしておけば。もしもあの時、あんなこと言わなければ。そんな後悔の繰り返しだ。そんな僕の元にあるチラシが届いた。

「常に正しい選択をする人生をあなたに」

こう書き綴られた一枚のチラシ。

常に正しい選択?何かの宗教?はたまた勧誘?

普段ならば丸めて捨てるところだが、不思議とそのチラシが気になった。

 

つづく

 

くすぶっていたい時もある。

フィクションです。

 

私たちの住むこの世界は、結構なスピードでめまぐるしく日々変化している。みんな頑張る。まるで頑張っていない人はいないのではないかと錯覚することすらあるくらいだ。少しの間だけでも電池を抜いて時間を止めたい時もある。だけどそれすらままならない。矢井田瞳が遙か前、ゴールックバックアゲイン、ウォウォウォー。と謳っていたが、「振り返ろうぜ!」なんて歌詞、それ以外に知らない。それくらい、「過去を振り返るな」という常套句がこの国を支配している。過去は敵か何かなのだろうか。そんなに前を向き続けなきゃいけないのだろうか。男は男らしく、女は女らしく。そして私は私らしく。私らしいって何なんだろう。私らしさを探り当てられず狼狽している今現在の私は果たして私らしくないのか、それとも私らしいのか。

あ、彼からLINEが来た。「お疲れ」と一言。

私は未読スルーする。少しだけ時間を置いて返信する。それも恋愛教則本の最初のページに書いてあるような超初心者テクで、一周回って逆効果なんじゃないかと思うことがある。だけど私はまるで馬鹿の一つ覚えのように少しだけ時間を置いて返信する。すぐには返さない。その習慣をやめられない。

 

つづく。